ハーブ栽培等

Botanical gardens~太陽と風が育てるハーブたち~

osa蓼科では薔薇(オールドローズ)を中心とした農園活動を行っておりますが、薔薇以外にも様々なハーブを栽培しております。ハーブとは、一般的には「薬用、料理、芳香」等に用いられてきた植物を指します。Rosa蓼科で栽培されるハーブは「ラベンダー、ドクダミ、ミント」など日常生活に馴染みあるものを中心に「シャクヤク、ボタン、ユキノシタ、ムラサキ(紫根収穫用)、ワイルドタイム」などもございます。それらはエキス抽出(化粧品配合用)が目的であったり、観賞用や実験栽培用であったりします。もちろん全てが無農薬栽培されたオーガニックです。

ラベンダー、ドクダミの蒸留水は化粧品の基剤(ベース原材料)として配合されております。Rosa蓼科はそのイメージから薔薇蒸留水に人気が集中しているのですが、ラベンダーも根強い人気を誇っております。蒸留直後のドクダミ蒸留水(エキス)には特有の香りが残りますが、一年以上の熟成期間を経るとまろやかな香りへと変質していきます。また、樹木なので厳密にはハーブではありませんが、蓼科高原に自生している白樺から白樺樹液を搾取(春先の芽吹く1~2週間のみ可能)しております。北欧ではマザーツリーと呼ばれている白樺ですが、保湿力を始めとする豊富な美容効果が注目されています。水で希釈して基剤として採用したり、純粋な美容成分としても配合します。これらドクダミエキスや白樺樹液は化粧品のメイン(基剤)として採用することもできますし、ローズとの組み合わせによって化粧品に奥行き感を出すこともできます。例えばですが、ローズ&白樺、ローズ&ドクダミ、ラベンダー&白樺などは人気の高い組み合わせです。

シャクヤク、ユキノシタ、ワイルドタイム等のエキスは基剤にはなりませんが、有機栽培から抽出(抽出溶媒もオーガニック使用)など全てにこだわった純国産オーガニック原材料です。確かな高品質と他社で真似できないオリジナリティをご提供可能です。

ハーブ以外には、ブルーベリー、ホオズキ、ミント、ローズヒップなどが小規模ながらも収穫可能です。これらは現時点では一般販売しておりませんが、有料でのお裾分けも可能です。ご必要な方はそれぞれの収穫時期にご連絡ください。

オリジナリティの高いOEM化粧品の開発をご希望の方は、開発費用と時間(半年以上)が必要となりますが、原材料用植物の専用栽培も検討できますのでご相談(過去数例有)ください。下記では栽培植物の一部をご紹介いたします。見学可能(要予約)ですが、薔薇とは異なって植物毎の栽培規模が小さいことをご留意ください。

Botanical gardens

ラベンダー

イングリッシュとグロッソの二種類のラベンダーを栽培しております。ラベンダーから採れるラベンダー水やラベンダー油から化粧水等を製造しております。その香りには癒されること間違いなしです。

白樺

蓼科高原には多くの白樺が自生しております。春先の芽吹く時期(1~2週間)の白樺からは白樺樹液が採取できます。 保湿促進等の効用がありますので化粧水や美容液へと配合しております。

ドクダミ

Rosa蓼科ではドクダミを栽培しております。 ドクダミは十薬と言われるほど高い効能の植物です。 その凄い繁殖力を見ていると確かに納得!色々な別名がありますが、私達はハートリーフという呼び名がお気に入りです。

ミント

ミント蒸留水、ミント油、ミントティーの為に栽培しております。多年草ですので冬場は枯れますが、春先以降から元気よく育っていきます。地下茎や零れ種による繁殖力でヨーロッパでは雑草のように扱われることも多いです。収穫直後のミントティーは格別です。

ワイルドタイム

精油及びエキス抽出の為に栽培しております。芳香を持つハーブの一種です。 タイムはシソ科イブキジャコウソウ属の植物(多年生)の総称であり、ワイルドタイム(ヨウシュイブキジャコウソウ)はその代表的な品種の一つです。

ユキノシタ

エキス抽出の為に栽培しております。ユキノシタは湿った半日陰に自生する多年草です。 積雪してもその下に緑の葉があることが名前由来(他説有)だそうです。 美容等に用いられるなど様々な効果が期待されております。

ドウダンツツジ

ツツジ科ドウダンツツジ属の植物です。開花時期は5月頃(蓼科)で白色の釣鐘のような花をたくさん咲かせます。ドウダンツツジは一般的な植物ですが、その可憐な花たちに癒されております。晩秋にかけては紅葉もみられます。

フジ(藤)

薄い紫色の花を咲かせることから「藤色」の由来となっております。蔓が巻きつきながら木を登って樹冠上に広がり、陽ざしを好む好日性植物です。Rosa蓼科では小さな藤棚を作っております。

ニリンソウ

ニリンソウ(二輪草)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。多くが1本の茎から2輪ずつ花茎がのびることが名前由来です。群落をつくることが多いです。根茎や若葉が漢方や食用とされることもあります。

シロヤマブキ

バラ科シロヤマブキ属の落葉低木です。ヤマブキに似ていて花が白いことが名前由来なもののヤマブキとは全くの別種です。花弁数(シロヤマブキは4枚、ヤマブキは5枚)や葉のつき方などに明確な特徴があります。

キングサリ

ヨーロッパ南部が原産地のキングサリは英名「ゴールデンチェーン」が和訳されたものです。黄色の蝶形花弁を豪奢に垂れ下げ素敵です。花言葉は淋しい美しさ。毒性がありますので観賞用です。

フェンネル

ハーブ(スパイス)として有名なフェンネルはセリ科ウイキョウ族の多年草です。洋食とくに魚料理の風味付けとして使われることが多く、女性スタッフが帰宅直前に摘んでいる風景を見かけます。

マーガレット

日本には明治時代に伝わったとされるマーガレット(キク科モクシュンギク属)は園芸品種としてメジャーです。薔薇農園の周囲に少し植えているのですが、とても愛くるしい花を咲かせます。

キャットミント

キャットミント(シソ科イヌハッカ属)は名前に「ミント」がついていますが、ハーブとしてではなく観賞用として栽培されています。猫が好むことが名前由来で青紫の小花を穂状につけます。

ヤグルマギク

キク科ヤグルマギク属で矢車状の花を咲かせます。ヤグルマソウと呼ばれることもあるのですが、別のヤグルマソウ(ユキノシタ科ヤグルマソウ属)という植物があります。青紫の花が農園に映えます。

シャクヤク

シャクヤク(芍薬)はボタン科の多年草で花の宰相「花相」とも呼ばれます。美しいだけでなくシャクヤクの根は生薬(消炎等)としても使われます。Rosa蓼科では実験農場にて栽培しております。

ボタン

大きく美しい花を咲かせるボタン(牡丹)です。牡丹は「花王」とも呼ばれ、シャクヤクとの違いがよく話題になります。違いを一つ上げますと「ボタンは樹木であるのに対してシャクヤクは草本」です。

フイリギボウシ

ギボウシはキジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属(多年草)の総称で園芸品種としても人気があります。Rosa蓼科のギボウシは斑入り(フイリ)です。独特の存在感を醸し出しています。

ホオズキ

日本では観賞用としての性格が強いホオズキですが、Rosa蓼科では食用ホオズキ(大地の子&オレンジチェリー)を栽培しております。甘くも少しだけ酸っぱい独特の味に夢中になります。実が生る時期は10月頃です。

ブルーベリー

薔薇園の片隅にブルーベリーを栽培しております。エキス抽出(化粧品原料)に用いることもございますが、大半はスタッフのお腹(胃袋)へと消えていきます。実が生る時期は7~8月頃です。