薔薇蒸留水

Old rose water ~蓼科高原産の薔薇蒸留水~

Rose water

薇蒸留水(ローズウォーター)とは薔薇を水蒸気蒸留してできた芳香蒸留水のことです。芳香蒸留水とは、原材料植物を精油抽出のために(混合物を一度蒸発後に再凝縮させることで異沸点の成分を分離、濃縮)する際に副次的に得られる水溶液です。植物由来の芳香や効能を持つことから化粧品やアロマテラピーといった様々な用途に使われ、特に薔薇蒸留水はクレオパトラの時代から美容効果が認められるなど化粧品や飲料用として愛されてきました。フロンティア蓼科の薔薇蒸留水は、自社農園にて有機栽培(JAS認定登録番号J40-15-02)され、手摘みされたオールドローズを原料とし、ローズオイル搾油を目的としませんので濃厚(高品質)なものです。標高1100mの蓼科高原で蒸留しておりますので、96〜97度前後で水が沸騰するという特徴もございます。薔薇蒸留水は熟成による品質変化(香りの洗練)がありますが、弊社では、熟成度合の異なる数年分のストックから使用目的に応じた選択、さらには薔薇品種ごとの蒸留水選択も可能です。国策として薔薇栽培に取り組むブルガリア産も素晴らしいですが、高品質で作り手のみえる「純国産」のローズウォーターはいかがですか?

薇は、女性の心身の美しさに影響を与えるものとして古来より愛されてきました。花弁の美しさ、癒される芳香、数多くの薬効成分が人々を魅了してやみません。薔薇蒸留水(ローズウォーター)は芳香のみがクローズアップされがちですが、美容や健康について優れた効用を持つことに真価があります。芳香成分(アロマセラピー)によるリラックス効果だけではなく、女性ホルモンのバランスを整える効用があり、肌の調子や自律神経を整える、保湿効果、抗菌作用、血流改善などが研究成果や論文等でうたわれています。女性が心身ともに美しくなれるように愛情を込めて蒸留したローズウォーターには不純(農薬等)なものは一切混ざっておりません。ぜひ、化粧品や飲むローズ水等でお試しください。

薔薇蒸留水の熟成等

薇品種毎の蒸留水
Rosa蓼科では、ダマスク、セルシアナ、マイカイ、ガリカ・オフィキナリスなど品種ごとに蒸留しております。ダマスクやセルシアナは芳醇な香りが特徴です。ダマスクと比べると知名度にやや劣りますが、香りはマイカイが一番人気です。ガリカ・オフィキナリス(別名「薬剤師の薔薇」)の香りは希薄なものの蒸留水としての効能は高いです。日本国内においてもオーガニックローズの品種別蒸留は非常に珍しいアプローチです。化粧品配合(OEM等)では薔薇品種のご指定も可能です。

みたてのローズウォーター
蒸留直後の薔薇蒸留水は少し甘ったるくも草っぽい若草のような香りがします。若さゆえのその風味は生まれたての生命力を感じさせてくれます。これをフレッシュなものとしてボジョレーヌーヴォーのように楽しむ方もいらっしゃいます。一方で香りが成熟していないと考えられる方も多いです。蒸留直後でも化粧品配合は可能ですが、蒸留(6~7月)からの経過時間を考えますと遅くとも年内にはご相談(OEM等)ください。

成蒸留水
弊社は化粧品原材料として基本的には熟成蒸留水を配合しております。熟成品質を高める為に弊社独自の熟成管理をしており、薔薇蒸留水は蒸留から1年以上の熟成期間を経て芳醇な香りへと変化します。熟成は1年物、3年物、5年物などございますが、蒸留水品質は薔薇(ローズ)の個別性が強く反映され、5年物より1年物の方が高品質な場合も稀にあります。収穫年度によって仕上がりが違うという意味ではワインに似たイメージとご理解頂ければ幸いです。もちろん、化粧品に採用する蒸留水は用途に応じた品質基準を設けておりますのでご安心ください。なお、ガリカ・オフィキナリスのみ熟成による香りの変化が殆どありません。この品種は芳香は薄いものの古来より薬剤師の薔薇と言われ、効用が強いことから芳香薄=低品質ではございません。

osa蓼科では
明確な蒸留基準(一回あたりの花弁量や蒸留時間)を決めており、短い蒸留時間を頑なに守っておりますので「出がらしのお茶」のようなローズウォーターは製造いたしません。蒸留直後の薔薇花弁には多くの芳香や有効成分が残っており、それを天日干しで乾燥させて入浴剤やポプリの原材料としております。機械乾燥をしませんので手間暇かかるのですが、機械乾燥では出せない風味(芳香等)が味わえます。蓼科高原の太陽と自然環境で育てた薔薇ですので天日干しにこだわっております。一般販売しておりませんが、どうしても気になる方はご連絡ください。

薇等を用いた特殊原材料
弊社ではお客様からのご依頼に応じて、プレミアム蒸留水(さらにハイグレードな品質基準と製造方法)、美容油(アルガンオイルやホホバオイル等)への薔薇花弁の漬け込み、ハマナス果実エキス(純国産オーガニック原材料)、ローズヒップ加工原材料、着色化粧品(合成着色料は使用しないで純国産オーガニック原材料のみで着色したピンクシアバター等)などプレミアム原材料の開発にも取り組んでおります。これらは供給量との兼ね合いから開発依頼者様にしかご提供できないものが多いのですが、このようなものを作ってほしいなど新規要望がございましたらお気軽にご相談ください。ご依頼内容によっては植物栽培や開発機材の調達から始めますので時間と開発費がかかる可能性があることをご理解ください。

Handmade

り方について
蒸留工程について簡単にご説明いたします。
薔薇は鮮度を保つために収穫当日に蒸留しますので、この時期の香房(蒸留所)は早朝から深夜まで薔薇芳香につつまれます。
一年間の栽培活動の集大成ですので忙しくも充実した日々となります。なお、繁忙期等につき蒸留所内部は非公開とさせて頂いております。


作り方1

開花時期(6月中旬~7月上旬)は早朝から薔薇摘みを行っております。薔薇摘みは最初の2~3時間はとても楽しい作業ですが、毎日続くと大変です。一年の農園活動の集大成ですので一輪ずつ大切に手で摘んでいきます。薔薇花弁の量が多いので香りが凄いです。



作り方2

農園は一般開放しておりませんが、開花状況によっては薔薇摘み体験も可能です。体験費用として弊社商品のご購入(お一人一品)をお願いしております。摘まれた薔薇の一部はお持ち帰り頂いても大丈夫です。ご希望の方は事前の電話連絡(定員有)をお願いいたします。



作り方3

スタッフによって選り分けられた薔薇花弁です。ダマスク・ガリカなど品種毎に分けて蒸留していきます。もちろん香りは異なります。ジャムなどの食品用は花弁を厳選し、手作業で小さい虫を除去していきます。完全無農薬栽培の薔薇花弁ですので虫の除去が大変です。


作り方4

開花時期には複数台の業務用蒸留器が連日フル回転です。8月上旬には蒸留作業が落ち着きますので秋から冬にかけてメンテナンス(分解作業)を行っています。異なる植物(ラベンダーやドクダミ等)を蒸留する場合は成分や香りが混ざらないように細心の注意を払っております。色々な植物が蒸留できますので法人様からの蒸留依頼も多いです。


作り方5

この中に薔薇花弁をいれて蒸留していきます。蓼科高原は標高が高いので沸点が低い(100度未満)のが特徴です。蒸留中はスタッフが蒸留器に張りついて蒸留記録をつけたりします。蓼科高原は初夏でも涼しいのですが、蒸留器をかけている時は室温が高くなります。


作り方6

ブルガリア産の蒸留水はローズオイルの副産物としての性格が強いのですが、弊社ではローズオイル搾油をしておりません。本来搾油されるローズオイルも溶け込んだ濃厚蒸留水をお届けします。画像はブルガリアの骨董品店でみつけたローズオイルの銅製容器です。


作り方7

蒸留水は弊社独自の保管方法で熟成(1~3年間)させます。蒸留直後の薔薇蒸留水は、藁のような香りが残るのですが、熟成期間を経ると洗練された香りになります。法人様におかれましては、品種指定(ガリカ・オフィキナリス等)での化粧品製造(OEM)も可能です。


作り方8

蒸留後の薔薇花弁です。濃厚成分の蒸留水を作るために蒸留時間を短くしていますので薔薇花弁には香りや成分が多く残っています。これを乾燥させて入浴剤等にしています。法人様限定(業務用卸販売)につき一般小売はしておりませんが、どうしても欲しい方はご相談ください。